旧辞
『古事記』や『日本書紀』以前に存在したと考えられている日本の歴史書の一つ。『帝紀』とともに古くに散逸して現存しない。 六世紀の中ごろに最初のそれらが述作されたと推定される
通説
『旧辞』は記紀の説話・伝承的な部分の元になったものであると考えた 『古事記』の説話的部分が武烈天皇(引用者注:499年〜)のあたりで終わっておりその後はほとんど系譜のみとなること、 また『日本書紀』もこのあたりで大きく性格が変わりそれまではあまりなかった具体的な日時を示すようになることなどの理由から、『旧辞』の内容はこのあたりで終わり、その後まもなく6世紀頃になってそれまで口承で伝えられてきた『旧辞』が文書化されたと推論した。
批判はある