新耐震基準(1981)
新耐震と旧耐震の見分け方は、もっぱら着工日を基準にしております。竣工日でないことに注意してください。 一般の消費者の方が住宅の検討をするうえで問題なのは、各種広告では着工日は表示されてていないことです。着工日は容易に調べることはできませんので、広告等のデータや建物の外見で新旧耐震を見分けるのは難しいと思います。
実は着工日は公的証明でも追いかけることができません。
建築の期日を調べる公的な記録証明としては、「建築確認概要書」「建築確認台帳 記載事項証明」があります。 これらの書類でも着工日はわかりませんが、このなかには証明書には建築確認が出た日が記載されています。建築物は建築確認が出ないと建築できませんから、昭和56年6月1日以降に公的機関が建築確認を出ている物件は、ほぼ確実に新耐震であると言えます。
建物を建てる前には、市区町村に建築確認申請を行い「建築基準法などの法律に違反していないか」のチェックを受けます。基準を満たすと建築確認済証が交付されるという手順となっています。マンションは、完成まで一定期間がかかるため、1982年に完成したマンションであっても、交付日が1981年5月31日以前の可能性もあります。不動産会社や行政機関(建築確認台帳記載事項証明書)で必ず確認をしましょう。
上の記事だと厳密にはそこでもわからないとあるのでこの記述はやや不正確か
「建築確認概要書」「建築確認台帳 記載事項証明」は、都道府県庁や市区町村役所に行くと、閲覧ないし写しを取得することができます
簡易的な推測
マンションですと1フロアを作るのに通常は1か月かかります。
建物躯体に入る前に、杭工事、基礎工事などがありますが、これらは3か月くらいです。
10階建てですと、10+3か月で13か月くらいと推測できます。ただ、あくまで推測ですので絶対ではありません