建設工事受注動態統計
受注統計は、毎勤統計同様に公的統計(政府の作成する統計)の中でも最重要統計と位置づけられる基幹統計(全53統計)の1つである 国交省は、受注統計や建築着工統計調査をベースに「建設総合統計(以下、総合統計)」という統計を作成している。この総合統計は、GDP統計の作成に用いられており、受注統計がGDP統計の作成に活用されていることになる。 著者は平田 英明氏
法政大学経営学部教授
母集団推定
受注統計の場合、全48万業者のうち1.2万業者が抽出される。残りの46.8万業者も、1.2万業者の受注動向と同じような受注動向であるとみなし、把握された1.2万業者の受注額を1業者あたりで換算の上、それに全体の業者数である48万を掛け合わせ、全業者分の受注額を推計する