官能基
有機化合物の中にある特定の構造を持つ基で、その化合物の特徴的な反応性の原因となる原子や原子団のこと
官能基の性質を知っていれば、初めて目にする有機化合物に対して性質を予想できる
同じ官能基を持つ化合物は共通する物理的・化学的性質を持つ
1つの有機化合物の中に複数の官能基が存在する場合でも、それぞれの官能基の性質を組み合わせて考えることで、ある程度の推測が可能
炭素や水素を中心とする有機化合物は極めて多数存在し、1つ1つの化合物の性質を記述し、まとめることはほとんど不可能
そこで、有機化学を学習する際には、有機化合物をある基準で分類し、それぞれのグループに共通する性質を整理して学ぶ。この分類として最も一般的なのが、官能基によるものである。
有機化合物の名称は、化合物が持っている官能基をもとにしてつけられている
代表的な官能基
−OHという部分構造をもつ有機化合物