学園アイドルマスター
──ここまでの流れとは全然関係ないのですが、「おふたりの一番好きな作品」をお聞きできればと思います。特に、「人生で一番好きな作品」をお聞きしたいです。
小美野氏:
僕は『マブラヴ オルタネイティブ』です。一番好きな作品というより、「自分の人生が変わった作品」ですね。じつは「ゲームの仕事をしよう」と思ったのは、大学生の時にあの作品を遊んだのがきっかけなんです。 たしか2006年に『オルタネイティブ』が出たと思うのですが、それより少し前に『Fate/stay night』や無印『マブラヴ』を遊んでいて……あの時期に、その辺のゲームを結構遊んでいました(笑)。 特に『オルタネイティブ』は、泣きすぎてパソコンを壊してしまったんですよ。
──岩本さんもそういったノベル系のゲームがお好きなのでしょうか?
岩本氏:
どれくらい好きかというと、一時期友達と「毎年クリスマスに『パルフェ』をする会」をやっていたくらいです。ふたりで開いていた会なんですが、毎年ふたりで『パルフェ』を遊びながら泣くクリスマスイブを過ごしていました(笑)。
岩本氏:
僕は元々、丸戸史明さん【※】の作品が好きでした。『パルフェ』はその走りみたいな作品だと思っています。 「癒やし」と「裏切り」がどっちも得られるゲームになっていて……要は、癒やしの日常パートがありつつ、最終的にそれが裏切られて、泣ける。この「軽さ」と「重さ」の両方を味わえるのは、かなり丸戸先生の特徴ですよね。ここに、すごく影響を受けています(笑)。