勃起のメカニズム
https://gyazo.com/f746b619edd6fea7f814491fda2b5515
勃起には神経と血管の働きが必要です。性的な刺激があると信号として大脳に送られ、さらに大脳から陰部の方へと送られます。すると副交感神経からNO(一酸化窒素)が放出されます。NOはcGMP(サイクリックGMP)とともに、陰茎海綿体そのものや海綿体の血管の壁の緊張をほぐす働きをします。その結果、陰茎海綿体へ血液が流入しやすくなり、陰茎海綿体に血液が充満してきて勃起が起こり始めます。血液の流入がすすみ陰茎海綿体がさらに膨らんでいくと、そのふくらみ自体が海綿体から血液の出て行く排出路を圧迫し、海綿体から出ていってしまう血液量を減らします。〈陰茎海綿体には血液が入ってきやすく、なおかつ血液がでていきにくい状態〉となるわけで、多くの血液が貯留し、陰茎海綿体の充血が維持され、勃起が完成するのです。 PDE5という酵素があります。PDE5はcGMPをこわす作用があり、これにより勃起が消褪します。 勃起を維持するためにはPDE5がないほうがよいわけです
PDE5阻害剤で、バイアグラ・レビトラ・シアリス(いずれも先発品の名前)といった薬剤があります。