分配金がない投資信託
保証されているものはないので過去の履歴などからスクリーニングすることになる
投資信託には、最低でも年1回の決算が義務付けられています。この決算の結果、運用会社の判断のもと、受益者(投資家)が保有する口数に応じて支払われるのが、分配金です。
長期投資を前提にすると、運用で得られた利益は新たな運用に回すのが望ましいといえます。そのほうが運用する資金が増え、将来的に得られる利益も大きくなる可能性が高まるからです。したがって、長期投資を前提とするなら、決算頻度が多く、分配金が頻繁に支払われるような投資信託ではなく、決算回数年1回または2回の商品を選んだ方が賢明です。
ただし、この「決算回数が年1~2回の投資信託」というのは、あくまでも「多頻度(年4~12回)決算型の投資信託と比べて分配金が支払われる可能性が低い」だけであって、完全な「無分配」を意味するわけではありません。
ここでは詳しい説明は省略しますが、完全な「無分配」型の投資信託は、事実上、単位型投資信託*の一部でしか認められていません。 *単位型投資信託:運用期間があらかじめ決められていて、設定前の募集期間しか購入ができない投資信託