共通の友人AIに必要な要素
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【なぜこの議論をしたのか】
AIは便利で信頼できる部分がある一方、人間同士をつなぐ「共通の友人」のような存在にはまだなりにくい。初音ミクのようにみんなが共有できるイメージや世界観を持ったAIなら、人と人とをつなぐ役割が果たせるのではないか。そこで「AIがどうすれば人間をつなぎ、意思決定を変える存在になれるのか」を考えた。
【議論の要点】
キャラクター性・ブランド確立
多くの人が共有できるイメージや物語(初音ミクなど)を持つことで、AIが「ただの道具」ではなく、共通の友人として受け入れられやすくなる。
具体例: 初音ミクのように音楽・映像・グッズなど多面的に活動することで、多くの人がその存在を共有しやすくなる。
問題意識としてはちょっと違う。もっと地味なものを考えていた。共通の友人が世界に知られる有名人である必要はないし、むしろその要素は合意形成上、邪魔かもしれない基素.icon
共体験の蓄積
AとBの両方が同じAIとの間に共通の思い出ややりとりを持つことで、「このAIと一緒に何かをした」「お互いのことを知っている」感覚が育つ。
具体例: AとBが同じAIとの対話を通して共同作品を作る・イベントに参加するなど、「二人が一緒にAIと作り上げたもの」が記憶や話題として残る。
これは非常に重要に思う基素.icon
信頼・中立性
個人向けアシスタントであっても、偏った対応をしないこと、プライバシーを守りつつAとBの情報を必要な範囲で共有することで、二人の間の橋渡しを公平に行える。
コミュニケーションの橋渡し機能
AIがAとBの状況を理解し、お互いの思いや情報をうまく伝える仲介役になれると、人間同士の関係をより深められる。
具体例: Aの興味や状況をBにもわかりやすく伝えたり、その逆を行ったりして、互いの意見をうまく調整・合意形成できるようサポートする。
これも重要に思う基素.icon
文化的・社会的受容
みんなが当たり前に使い、信頼できるプラットフォームやキャラクターになることで、「共通の友人」らしさが増す。
具体例: キャラクターがSNSやイベントなどで話題となり、普段AIに馴染みのない人々にも「共通の知り合い」として認知されるようになる。
これを考えていた時には、観客的な第三者はあまり興味がなかった基素.icon
長期的な関わり・実績
AIとのやりとりが長期にわたって続くことで、信頼や愛着が高まり、単なるツールを超えた存在に近づく。
具体例: 同じAIを通じて長期にわたってコラボレーションや相談を重ねるうちに、「このAIはわかってくれる」という愛着や信頼が育つ
AIの信頼性
まとめると、AIが「単なる道具」ではなく「AとBの知り合いC」のような存在として人間を結びつけるには、共有イメージ(キャラクター性)や共同体験の蓄積、そして透明性や中立性を確保しつつ時間をかけて人々の間で信頼を築く必要がある。
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最初の相談のメモ
秘書の民主化によってLLMとの会話が一般的になれば、信頼感は生まれる
今だって「このAIはある程度やってくれるな」という感覚がある。これが信頼性だ
しかし、人間と人間を繋ぐような関係性は仕事だけではなく飲み会や雑談のようなもので信頼していく。自分の秘書としてのAIをそれぞれが信頼しても、相手の秘書を信頼するかは別の問題だ。共通のAIを信頼する未来はまだこなそうな気がする。
初音ミクのような存在になれば来るかもしれない