保険
リスクは低いが、起こったら「詰み」を避けるための商品
「万が一のことが起こった場合に、周りの人への責任が果たせなくなってしまったり、人生が詰んでしまうような事態を避ける」ために入るもの
保険一般として、利用の判断基準は、「損か、得か?」ではなく、「損だけれども、必要か?」であるべきだ。保険の専門家ほど、これが当たり前だと思っているはずだ。
損害保険事業は保険料を前払いで受取り、保険金は後日支払います。極端な場合、アスベスト問題や深刻な労災などの為、保険金支払いが何年にも及ぶことがあります。
このようにお金を先に受け取り、支払いが後になるビジネスモデルは、損害保険会社に潤沢な資金―我々が「フロート」と呼んでいるお金―をもたらします。この資金はいずれ他人の手に渡りますが、それまでの間、自分の利益のためにその資金を運用する機会を与えてもらえます。個々の保険契約自体は新規と解約による増減がありますが、保険会社が保有するフロートは保険料の規模に応じて比較的安定的に推移することが多いです。