係留と調整ヒューリスティック
最初に与えられた情報を基準として,それに調整を加えることで判断し,最初の情報に現れた特定の特徴を極端に重視しやすい意思決定方略をさす。
例
国連に属している国のうち,アフリカ大陸にある国家の割合はいくらか”という質問をする前に,“65%よりも大きいと思うか小さいと思うか”と質問された人は,“10%よりも大きいと思うか小さいと思うか”と質問された人よりも,多い割合を回答する。
アンカリングとは認知バイアスの一種であり[1]、先行する何らかの数値(アンカー)によって後の数値の判断が歪められ、判断された数値がアンカーに近づく傾向のことをさす[2]。係留[3]と呼ばれることもある。