仕組み債
買うな
顧客側では、将来時点にある条件(ある会社の株式が現在の株価を下回らないなど)があり、これが満たされた場合に顧客は通常よりも有利な金利を受け取る。逆に、満たされなかった場合に株価下落の損失を負担するなどのリスクを負う。
仕組み債を組成して提供する側では、顧客側の条件が満たされた場合に顧客に提供するメリットを用意しておかねばならない等のリスクがあるが、このリスクは十分ヘッジが可能だ。その上で通常は年率で債券額面の数パーセントに及ぶ実質的な手数料が確保できるように設計されている。このほぼ確実に得られる実質的な手数料を組成者と売り手金融機関とが山分けする仕組みだ。