介護
2008年に市民団体「となりのかいご」設立。2014年に「となりのかいご」をNPO法人化、代表理事に就任 生活を犠牲にせず、プロに任せよう
介護は家族だけで行うものではありません。遠くの家族よりも近くの他人。「まずは家族でできる限りやってみよう!」は、介護を受ける方にとってもより良い選択ではありません。
介護のプロは家族ではない
例えば「これまでの生活を共に振り返り、これから何を大切に生活していきたいかを一緒に考える」ことは、家族だからこそできることです。
@surarin429: 在宅介護7年と半年…母を看取った身として言わせてもらうと、お金があるなら、親は施設に入れて時々会いに行くのが1番だと思う…。最後まで親孝行したい、感謝の気持ちを伝えたい…優しい言葉を掛けてあげたい…のであれば…。 できる範囲のことで十分
将来、親の老化で介護に向き合うことになるかもしれない、でもその時までは考えないでいたいと感じている、ビジネスパーソン(特に男性)が、介護の全体像を知るために是非、本書を一読されるとよいと思いました。介護は、比較的短期間に必要な情報を集め、現状を観察し、適切な判断を下して、必要な仕事を担当する方々に割り振っていくことでとうまく回るという面があります
(略)少なくとも情報面ではかなり知らないと適切な判断ができないと感じます(略)一番役立ったのはアメリカの認知症ケアの専門家ティーパ・スノー(Teepa・Snow)さんのDVDでした。プロではない家族が介護しようとすれば、手は下さずとも介護実務について知ることが必要で、日本ではその種の情報を得る適当な手段がなく海外に求めることになりました
@medtoolz: 身内の誰かが要介護となり、施設にお願いするとして、大雑把に「年間500万円出ていく」と考えればいいんじゃないかと思う。せめてこの金額を控除の対象にしてくれれば、支払える人も増えそうだけれど。 全員が「無理です。世帯分離を申請します。生活保護をお願いします」が正解になる未来よりは。
年間500万円
ノンフィクション
80代認知症の母、50代独身の息子。ふたりきりの闘いが始まった──。
突然、母が認知症に。同居する独身息子の生活は一変。「私は認知症じゃない!」と認めない一方で、大量に届く謎の通販、異常な食欲、そして失禁──そんな母に振り回され、ついには手をあげてしまう。行政や弟妹の支援を受け、なんとか介護を続けるが……。介護する人/される人にとって、本当に必要なものは何なのか? 独身者による介護の実態を赤裸々かつロジカルに綴った傑作ノンフィクション。