人間よりコンピュータの方が早く取引できる
実際、野村総合研究所・主席研究員の大崎貞和氏によると、米国にはかつて「デイトレーディング学校」なるものが存在し、個人投資家にデイトレーディングの方法を教えたり取引用の端末を貸し出したりしていたが、米国証券取引所のスピードが格段に上昇して行った2001年以降は目立って聞かれなくなったという。
...高速取引が可能になるアローヘッドの導入やアルゴリズム取引の比率が高まったことなどを受けて、スキャルピングで勝てるチャンスが少なくなってきました。 AIは取引の流れのマイクロセコンドくらい前にいて、ちょこっともうけるという作業を延々と繰り返しているだけだから、もしかしたら個人投資家は何ベーシス(1ベーシスポイントは0.01%)かは損をするかもしれないけど、10年20年という長期投資の期間でいうと関係ないし、ポートフォリオを組んでリスクプレミアムを集めていくことに関しては変わることはないと思う。
ただし、しょっちゅう売り買いをして利益を積み重ねていくプレースタイルのゲームプランはうまくいきにくくなるけどね。