中国の検閲
WPSは中国のソフト会社キングソフト(金山弁公軟件)が提供しているクラウドベースのワープロソフト
月間利用者数は3億1000万人
このニュースは7月11日になって、数人の著名なインフルエンサーのアカウントで取り上げられたことで、ソーシャルメディア上で爆発的に広まった。その日のウェイボー(微博)の最も人気のあるトピックとなり、ユーザーからはWPSがプライバシーを侵害しているのではないかとの疑問の声が上がった。その後、中国紙エコノミック・オブザーバー(経済観察網)紙は、他の複数のネット小説家が過去に不明確な理由で原稿をロックされたことがあると報じた。
WPSはローカルに保存されているファイルを検閲するものではないとしているが、ネット上で共有されているファイルについては明言を避け、曖昧なまま
7月13日の声明では、中国のサイバーセキュリティ法とその他の関連規制を引用して、「インターネットで情報サービスを提供するすべてのプラットフォームは、プラットフォーム上で拡散されているコンテンツを確認する責任があります」と述べている。
自分はこのメッセージを「やってる」と解釈する基素.icon
北京の調査グループ、トリビアム・チャイナ(Trivium China)で、中国のサイバー・データ政策を分析しているトム・ナンリスト
WPSは、アルゴリズムによる検閲のトリガーとなるのが、コンテンツをネット上で共有する行為なのかどうか、公式に認めていない。しかし、7月13日にWPSのカスタマー・サービス・アカウントがウェイボーに残したコメントは、その仮説を裏付けているようだ。「クラウドで同期して(ドキュメントを)保存しても、検閲のトリガーにはなりません。文書の共有リンクを作成することだけがレビューの仕組みが発動するトリガーになります」 。
TPMはデータを暗号化するためのモジュール