不文憲法で硬性憲法ってあるの?
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基素.icon文憲法で硬性憲法の例はある?
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不文憲法でありながら硬性憲法とされる例は、一般的にはほとんど存在しない。なぜなら、硬性憲法の定義は「改正手続きが一般の法律よりも厳格であること」であり、不文憲法の特徴は「成文憲法が存在せず、法律・判例・慣習の積み重ねで構成されること」だから。
しかし、厳密に言えば一部の不文憲法的要素を持つが、硬性憲法的性質を持つ例として、以下のようなケースが考えられる。
可能性のある例:
1. イスラエル
成文憲法はないが、「基本法」(Basic Laws) が憲法的役割を果たす。
一部の基本法は改正が難しく、硬性憲法的な性質を持つものもある。
2. ニュージーランド
明確な成文憲法はないが、「ニュージーランド憲法法 (Constitution Act 1986)」などの憲法的法律がある。
ただし、多くは軟性憲法に近く、一部の条項だけが改正に特別な手続きを要する。
3. カナダ(1867年のイギリス法に由来する部分)
カナダの憲法の一部は、1867年の「英領北アメリカ法 (British North America Act)」に由来し、イギリスの議会法の一環として施行された。
これらの部分の改正は一般的な法律と異なる手続きを要するため、ある種の「硬性憲法」的側面を持つ。
ただし、これらの国も厳密な意味では不文憲法と硬性憲法の両方を完全に満たしているわけではない。一般には、不文憲法は軟性憲法の特徴を持ちやすいとされる。