リラックスした45時間を過ごすと友達になる
https://note.com/iyokan_nico/n/n5a0670f47dd4
今回の発見は人類学者ロビン・ダンバーの「なぜ私たちは友だちをつくるのか: 進化心理学から考える人類にとって一番重要な関係」という本を元にしている。彼は人間関係についての研究の第一人者で「ダンバー数」という認知可能人数によって人間関係の輪が形成されるという概念を提唱したことで知られている。この本は彼の人間関係研究の決定版で、世界中の友達に関する研究を総まとめしてくれている。
この本の主張することはシンプルで「人間は猿と変わらないですよ」ということだ。
本が紹介している事実は以下のように身も蓋もない。
・物理的に近所に住んでいる人と友達になり、遠くに離れると関係性も弱くなる
・「どれだけの時間その人とコミュニケーションをとっているか」で友達の強さが変わる
・毛繕いのように、スキンシップは超大事
・好みや生まれが近いほうが仲良くなりやすい
・一緒にスポーツをすると仲良くなる
思い起こせば小中学校時代の友達というのは、通学の都合や地元の都合で自然に45時間一緒にいた。部活や委員会という顔を合わせる機会も頻繁にあった。クラス替えやグループ学習など、学校というのはあらゆる方法で人間関係をシャッフルし、新たな関係を作るきっかけを提示してくれる。その超優秀システムに自覚のないまま甘えきった状態で社会に放り出され「いまから45時間誰かとだらだらしなさい」というのが社会人なのである。...
さらに頭を抱えるのは、社会に出ると「友達が多い人は、もうその時間が埋まっている」ことだ
ジャニオタは友達が多い。友達を作らなければライブに行くことができないし宿泊もできないから
友達とは「利益のある関係」ではない。「隣で寝ても危険ではない関係」なのだ。
企業の「合宿研修」だったり「社員旅行」というのは極めてコスパの高いイベントだったのである。ファシリテーションやコーチングをするのも良いが、とりあえず「同じ釜の飯、同じ床」で過ごすことが心理的安全性の獲得には一番早い。もちろん性のトラブルなど一定のリスクはあるだろうが、二段ベッドのドミトリーの宿が成立するように、適切な管理体制があれば問題はないはずだ。