ニュー・ケインジアン
実証的研究や恒常的所得仮説によってケインジアン的な裁量に基づいた財政・金融政策の問題点を指摘
合理的期待仮説によって完全競争・完全情報市場において家計が将来について合理的な期待を形成すると仮定すると財政・金融政策は無効となることを示した これに対抗して、種々の仮定から新古典派経済学の枠組みで価格や賃金の硬直性(Sticky)を導き、裁量的な財政・金融政策の有効性を示そうとグレゴリー・マンキューやデビッド・ローマーによって始められたのがニュー・ケインジアンである ニュー・ケインジアンがオールド・ケインジアンと異なる点はマネタリズムや新しい古典派の考え方を一部取り入れている点にある。