ドンバスの戦い
英BBC放送電子版は16日、西側諸国の軍事筋の話として、ロシアのプーチン大統領とゲラシモフ軍参謀総長がウクライナ東部ドンバス地域でのロシア軍部隊の移動指示に直接関与しているとみられると伝えた。
こうした前線での攻撃や軍事作戦に関する戦略的な決定は通常、国家指導者やゲラシモフ氏のような軍の制服組トップではなく、より位の低い軍の大佐や准将級が行うものとされる。
ロシア軍はウクライナ国内に大隊戦術群106個を投入。ドンバス地域に位置するドネツク付近でも激しい戦闘が確認され、ロシア軍はドネツク西方でわずかに前進している。
ロシア軍がウクライナ東部ドンバス地方に対して東、北、南の3方向から包囲する形で攻勢を進めているとした上で、ウクライナ軍の抵抗などによって作戦に遅れが生じているとの分析を明らかにした。
シア軍は東部制圧に向けた部隊再編を完了。航空機の飛行回数が1・5倍以上増え、空爆が増強された。