スタグフレーション
スタグフレーションとは、景気が後退していく中でインフレーション(インフレ、物価上昇)が同時進行する現象のことをいいます。
景気停滞を意味する「スタグネーション(Stagnation)」と「インフレーション(Inflation)」を組み合わせた合成語です。
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/su/J0293.html#:~:text=スタグフレーションとは%E3%80%81景気,組み合わせた合成語です%E3%80%82
The Economics of Stagflation, Part III - Paul Krugman
8月末、FRB理事ウォーラーは「雇用が失速しつつある、利下げが必要」と講演。
だが同日WSJは「インフレ再燃の兆候」と報道。利上げが要るかも。
普段なら単純:不況なら利下げ、過熱なら利上げ。
でも「景気悪い+インフレ高い=スタグフレーション」だとどっちをやっても副作用大。
政府の財政政策は遅いから、機動的対応はFRBの役割。
こういう難しい局面では「政治に振り回されない独立したFRB」が不可欠。
トランプがFRB独立性を攻撃してるのは非常に危険。
The Economics of Stagflation, Part I - Paul Krugman
景気はクソ悪いのに、物価だけは上がり続けるっていう、庶民にとって最悪のコンボのことだ。給料は増えない、仕事もない、なのにパンもガソリンも高くなる。政策担当者も頭を抱える。景気を刺激しようとカネを刷ればインフレが悪化し、インフレを抑えようとカネを絞れば景気が完全に死ぬ。詰んでるんだよ。
過去の事例から、バイデノミクスがなぜそうならなかったか、そしてこれからトランプのせいでどうヤバくなるか
The Economics of Stagflation, Part II - Paul Krugman
1979〜1984年の米国:インフレが定着 → FRBは長期的に高失業を伴う大不況で対処。
2022〜2024年のポストコロナ期:インフレ未定着 → FRBは比較的軽い手段で抑制可能。
今のリスク:トランプの関税・追放政策がインフレ圧力+経済成長抑制 → AIブームがなければ景気後退直前。
経済の行方は、インフレが定着するかどうかで決まる。
FRBの役割と政策の正確性・信頼性が、影響の大小を左右する。