シカゴ学派
「シカゴ学派」はいくつかの段階を経ていて、それぞれかなりちがった特徴を持っている。
特徴として、それはいつの時代にも経済学の領域で、独自の明確で影響力の強い地位を保ってきた
現代では、「シカゴ学派」傘下には、他でもっと詳しく述べた他の学派を含めることができる。
1970年代から今日に至る、新古典/リアルビジネスサイクルのマクロ経済学
そしてもっと最近では新制度学派、新経済史、法と経済学運動など
マクロ経済学では、シカゴ学派の絶頂期は「マネタリズム」の時期
最長の期間にわたって、シカゴ大学はアメリカで唯一、ケインジアン革命の洗礼を受けなかった大学だった (教授陣に一時的にロイド・A・メッツラーがいたのはきわめて例外的だった)。 かつてのシカゴ学派が政府の介入になんでも反対したということじゃない――それどころか、ヴァイナーの政策的な結論は、時にはケインズのものと区別がつかないほどだ
フリードマンのマネタリズムにおいて、シカゴ学派はケインジアン革命を揺り戻すための理論的/経験的な手段を見つけた。
マネタリズムは1970年代と1980年代になって、ロバート・E・ルーカス (Robert E. Lucas) によるもっと数学的に厳密な "New Classical"経済学に道を譲る。