コール・オプション
「将来のあらかじめ決めた期日に、株価をX円で売買する権利」を売買する取引
コールオプション(買う権利の売買)
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買う側「上がると予想するけど自信はないので保険をつけたい(オプションは 「保険」 )。プレミアムを払うから、あとから今の価格で買える権利がほしい」 オプション取引の対象となる商品のことを原資産という 「先物の買い」も「オプションの買い」も思惑どおりにいった場合、オプションがオプションの購入代金(「プレミアム」といいます)の分だけ利益が少なくなることを除けば、ほぼ同じように利益が出ることになります。
一方で、思惑が外れた場合は、損失額に違いが出てきます。
「オプションの買い」は、権利を放棄することができるため、損失は最初に支払ったプレミアムに限定されます。また、損失が限定されるため、買い手には証拠金が発生しません。したがって、買い手は追加で証拠金を納めることもないため、資金を計画的に運用することができます。
オプションの売り手は買い手と逆で、損失が無限定に拡大する可能性があります。したがって、売り手は証拠金が必要になります。
素朴に考えると売り手不利に見える
ところで、プロの眼から見ると、売り手に回る方が買い手側より勝率が高いというのである。下降局面に於いて、今150円の物を、3ヶ月後120円では売れるヘッジをかけたプット・オプションがあるとする。プレミアム料10円。 期限の3ヶ月後に、物の価格が120円より高くなっているか、安くなっているかは50:50。それぞれ確率50%(上がるか下がるかだけで考える所は大問題なのだが)
上がれば売り手はプレミアム料丸儲け。
下がった場合、売り手は既にプレミアム料10円を受け取っているから、実質的に損失が出始めるのは110円以下になった場合である。
つまり幅がそれだけ広がっており、損失が出ない確率は大きくなる。例えば60%と増える。
これに補強に別のプット買いでもしておくと、勝つ確率を70%以上とするのも夢ではないという。
プット買いとは?
このようにプット・オプションの売りは労せずして、多くの場合プレミアム料を懐に入れることができ、これが売り手になりたがる所以だ。