コマ打ち
動きのなめらかさはコマ打ちだけで決まるわけではなく、「移動幅」や「動きの種類」によっても変わってくるんですね。
たとえば速い動きは絵と絵の間の「移動幅」が広くなるので、3コマ打ちで描くとパッパッパッと絵が飛んで見える。だから一般には1~2コマで描く人が多い。僕自身は速い動きも平気で3コマで描きがちですが、ただ移動幅は「画面サイズ」にも関わるもので、劇場作品で速い動きを3コマで描いてしまうと、スクリーンが大きい分だけ観る人にとっての移動幅も広くなるので、目で動きが追いづらかったりする。だからTVと比べて2コマの比率を多くするようにはしています。