カネカの法的に正しいバッドコミュニケーション(2019)
経緯
カネカの対応
考察
徳力氏の記事のこの点に同意
少なくとも今回のカネカの炎上対応を見る限り、法律の専門家のアドバイスはされていても、炎上対応や広報のプロのアドバイスを受けているようには見えません。
カネカというブランドが世間からどう見られているか、という視点ではなく、告発者の告発にどう勝つか、という視点で、全ての対応を行っている印象です。
攻撃的な反論は、それを見つめている世間に対しても、自分達に対して反撃しているという印象を与えてしまいます。もはや騒動が拡がった時点で、この騒動は元社員 対 カネカの戦いではなく、世間からのカネカの印象を守れるかどうかの戦いに変わってしまっているのです
B2BなのでSNSサポートをしてもカネカに直接的なメリットはなさそう
もし化粧品や飲料などの消費財メーカーだったらこの対応はできない(しない) 企業はどうすればいいか?
スコープは炎上鎮火に限る
本当に働きやすくするという問題は別問題で、ここでは考えない
基本的な方針:誠実に対応する
外部から社内の問題について指摘されたときにまずやらなければいけないのは、組織を守ろうと防御反応を優先することではなく、顧客や視聴者、関係者などの視点から、本当に問題があるのかどうか確認することです
タスクリストが作れるはず
初動を間違うと痛い
防衛的な反応よりは、表面上でも取り繕う方がマシ
内部で実際に対応が入るかどうかまでは公開されないのが普通
当然対応をしたほうがいいが、落ち着いたらしないという選択肢も取りうる(表面だけ取り繕うパターン)
こういうことを書くと確実に炎上するが、選択肢としてありうるのは認めざるを得ない
炎上は燃料がないと長持ちしないので、初動の対応がよければ燃え広がらず、燃え広がらなければ企業側から見た普通のことはそのままになる
喉元過ぎるのはいつ?