オリンピックのトランス女性参加の論点
オリンピックのトランス女性参加の論点
国際オリンピック委員会(IOC)は、トランス選手の扱いについて各競技団体に判断を委ねている これまでは、筋肉や骨格の発達を促す「テストステロン」が基準値以下であることなどをガイドラインで定めていたが、東京五輪後の昨年11月に改定し、テストステロンの基準値を撤廃した 公平性や証拠に基づくアプローチをすることなど10項目の基本原則を提示し、各競技団体に参考にするよう求めている。
公平性を問題視する立場
FINAは、性別適合手術やホルモン治療を行ったとしても身体的優位性は保たれると判断
6月に国際水泳連盟(FINA)がジェンダーに関する新指針を策定した。トランス女性には12歳未満か、男性として思春期(第二次性徴)を経験していないと証明できる場合に限り、女子種目への参加を認めた。
多様性を問題視する立場
「ジェンダーは公平性の一部に過ぎない」という論だて
JOC 杉山文野(トランスジェンダー、元フェンシング女子日本代表)
同じ女子のカテゴリーでも、身長160センチの選手と同190センチが戦っている競技もある。裕福な国で最新鋭の設備を使ってトレーニングしている選手もいれば、靴を買うことすらままならない選手もいる。「それって本当に公平なんだろうか」と問いかける。
これはもちろんそう基素.icon
じゃあ男女に分けてる理由は?基素.icon
感情ではなく、科学的なデータを参考にしながら議論せよ