ウクライナの一部を実効支配して独立国家にするロシア
ロシアのプーチン大統領は25日、露軍が制圧を進めるウクライナ南部ヘルソン、ザポロジエ両州の住民に対して露国籍を付与する手続きを簡略化する内容の大統領令に署名した。インタファクス通信が報じた。ロシアはウクライナ東部、南部の「完全支配」を目指しており、国籍付与を通じて支配を加速させる狙いがある。 ロシア軍当局はヘルソンで、選挙によって選ばれていたイーゴリ・コリハエフ市長を解任した。占領軍に「協力的ではなかった」からだと、ロシア国営RIA通信は伝えた。
ウクライナのテレビ番組へのアクセスは遮断され、インターネット・サービス・プロバイダーはロシアのものへ変更された。
ヘルソンの住民は、親ロシア派のラジオ局のニュースを聞くよう促されている。