アメリカの司法試験
アメリカの司法試験は日本より相当に簡単です。具体的には、ゼロからスタートでも、3ヶ月必死に勉強すれば合格できます。私も3ヶ月間1日15時間必死で勉強したら合格できました。そのとき、後述のように英語対策の比重が大きかったことと、私が日本で民事訴訟法(民訴)と刑事訴訟法(刑訴)の履修していなかったことからアメリカの民訴(New York Civil Procedure)と刑訴(Criminal procedure)に大変苦労したので、もし私に帰国子女並みの英語力があったり、日本の司法試験に先に合格するほど法律の基礎をしっかり勉強していたら、もっと楽に合格できたと思います。 TOEIC900点クラスの英語力では、最初は歯が立たないのです。そこで、司法試験予備校(BAR BRI)の問題集をやりながら、問題文を読むスピードを倍にあげるよう、一問読み終わる時間を細かく計測して、毎日カレンダーに記録つけて進捗管理をしていました。
アメリカでは、日本で法学部を卒業している場合はロースクールの1年コース(L.L.M.)を終了すれば司法試験の受験資格を得られます。日本の法学部をでていない場合はアメリカ人と同じ通常の3年コース(J.D.)を経ないと司法試験の受験資格を得ることができません。
弁護士になったあとの競争が厳しくて、顧客に支持される人しか生き残れない(弁護士を辞めて他の仕事をすることも多い)ので、弁護士を続けることは大変なのです。つまり、試験ではなく実務で淘汰されるのです。