いいねを顧客価値と同一視するバグ
PVは定量化しやすい
PVの例:Twitterのいいね、RT
顧客価値は定量化しにくい
なぜいいねされているのか?はわからない
PVは嬉しいし、価値の一部を担っている
PVと顧客価値は少なくとも最初の時は大きく重なっている
アーリーアダプターが押し寄せて、その人たちの欲求が充足できているように感じる
観測できるPV=顧客価値だと思い込む
人気が出たので、別のこともやり始める
数年後振り返ると大きくずれていることに気づく
PVをKPIにすると顧客価値が減る施策を打つ可能性がある
みんなここは注意してやっているはずだが、自分の頭でわかっていると思えるのは初期の数年程度だろう
顧客が多様化すると全くわからなくなる
自分が信じている顧客価値がただし示唆を担保する指標がなくなる
目的は顧客価値の最大化であり、PVではない
金を産む最も根源的なものは顧客価値だが、直接的に観測できるPVを計測して最適化してしまう
目的は顧客価値の最大化であり、他者を何らかの指標で凌駕することではない
他人よりいいねをとったことが、その人より顧客価値を与えたという証明にはならない
評価者になったら気をつけたいものである
エンゲージメントを直接測定できないので、多分評価者は相当頑張らないと「ま、PVっしょ」となる