α
個別株や投資信託(ファンド)のリターンが市場平均に対してどれだけの超過リターンを得ることができたかという指標です。 α値が高ければ超過リターンが大きいことを意味します。
アルファ(α)値とは、ファンドの収益率から市場全体の動きに連動したリターンを表すベータ(β)値を引いたもので、ファンドの運用実績とベンチマークの乖離を示す尺度です。
株式市場全体の平均的なリターンの上昇に期待せず、市場平均に対する相対的な勝ち負けの部分で「勝とう!」と注力するタイプの投資家はα派である。市場平均の上下に関係なく「絶対リターン」を目指すのもこのタイプに含まれる。オーソドックスな投資理論で言うところの「α(アルファ)」に関心を集中する。
他方、個々の銘柄選択や、市場平均と異なる性質のポートフォリオを持とうとすることよりも、株式市場全体の上昇に期待する投資を行う投資家はβ派だと考えていいだろう。