VTuberのナマモノ的要素とは何か?
table:VTuberとアニメや漫画のキャラクターの違い
比較項目 アニメのキャラクタ VTuber
中の人 複数(キャラクターごと) 1人
期間 3ヶ月(1クール) 数ヶ月~数年
SNS やらない やる
運営 企業 個人
視聴者とのかかわり まれ(イベントがあれば) 日常的に行う
キャラクター 脚本がある (キャラ設定を除いて)素の場合が多い
アニメや漫画のキャラクターは
一般的にはSNSなどで能動的に視聴者と関わることがない
視聴者のファン活動でストーリーが変わることはない
キャラクターは複数存在する
キャラクターの性格は脚本通りに演じる
企業が運営している
VTuberは
SNSで能動的に自分の二次創作を見ることがある
視聴者に反応して次にだすコンテンツや生放送の話す話題が変化する
キャラクターは1人であり、比較的長い間視聴者とインタラクションしつづける(数月以上)
キャラクターには設定があり、設定を演じることが多いが、数時間に渡る雑談放送などは(全部でないにしろ)素が見え隠れすることが多い。
例えば趣味嗜好はキャラ設定と自分の設定を近づけたほうがキャラが破綻しないし、話も広げやすいのでそうする動機が十分ある
自分がやるならそうする。膨大な設定を覚えるコストもなくなるなどメリットが大きい。
(多くの場合)個人が運営しているため、視聴者の反応に過剰に反応する可能性がある
ようするにVTuberはアニメキャラよりも
視聴者の声・作品に中の人が影響を受けやすい
その事自体がコンテンツのキモの一つ
キャラクターと中の人の人格の境界が曖昧
という点を特徴としてもっているのではないだろうか。
他にも
(個人で行っているので)メンタルがフォローされづらい
のような点にも注意してあげたい
追記:2018年8月25日
最近は公式かえみと厨の剣持さんなど、生モノとの距離感を笑いにするパターンがある。どこまで踏み込むかは、微妙なラインを察知する能力が必要(聴衆の6割がよくないと感じたらそれは失敗。そしてこの基準は場の空気で動的に変わる。同じことでも良かったり悪かったりする)