VRChatでウガンダナックルは嫌われ者
何も知らずにアバターを使うと不幸になりそう
VRChat内でのミームになった
結果、一見の(?)レイシズムとあらしを大量に生まれた
以前から4chan的な文脈はVRChat内にあったものの、そこには一定の理性がともなっていた。ウガンダナックルミーム以降はこのたがが外れてしまった。4chanのおもしろい側面だけではなく、煽ったり罵ったりといった負の側面も流入した。VRChatも4chanのようになんでもやっていい場所だという空気が醸成されてしまった。前節で述べたようにこの未踏領域には最初、法も道徳がなかったが、VRChatは無法地帯だという共通認識がここで生まれてしまったのだ。 実際に悪意がどのように発露されているかというと、形はさまざまだ。暴言、差別的発言、改造クライアントを用いて他プレイヤーのクライアントをクラッシュさせる、ポリゴン数の多いオブジェクトやパーティクル多用でFPSを落とす、シェーダーを用いて視界を歪ませる、視界全体にグロ画像を表示させる、等々。他のSNSと比べて没入度が桁違いに高いソーシャルVRでは、これらの嫌がらせはダイレクトに伝わり、やられたほうの不快感は非常に強いものとなる。