NAS向けHDDの選定(2021年4月)
実施日:2021/4/18
いま
2015年7月 14162円
結論
ST6000VN001/FFPを買った
選定の根拠
故障率も価格も、SeagateでもWDでも大差ない印象(WDのほうがやや優れている)
利用率とコストの観点で6TBにかえることを決めた
6TBだと7200RPMのIronWolfのほうが早い
2021/5/8 買ってパッケージ見たら5400だった
IronWolf Health Managementがつかってみたい
基礎知識
NAS向けのHDDのラインナップはざっくり2種類ある
ノーマルモデル
5,400rpmで保証期間が3年
一般的な家庭やスモールオフィスで使う
2021年現在、WD Red ProやIron wolfは7200RPM(ただし8TB移譲)
プロモデル
7,200rpmで保証期間が5年
中規模から大規模の企業が使う
1年間にアクセスするデータ量の違いや、平均故障間隔 (MTBF)の違いなど、信頼性に関わる仕様の違いもあります。 例えば、Western Digital Red PROはワークロード率(TB/年間)が300TBなのに対し、ノーマルタイプは180TBという違いがあるので、中規模以上のファイルサーバやバックアップストレージにはノーマルモデルは仕様上向いていません。 価格(2021/4/18 Amazon)の比較
WD RED plus
4TB 13060/4
6TB 15390/6
8TB 20180/8
10TB 27220/10
12TB 33888/12
Seagate IronWolf
4TB 13644/4
6TB 16646/6
8TB 20405/8
10TB
12TB36280/12(秋葉館)
https://gyazo.com/b26db879ffee3017b592034c14739c17
コスパがいいのはむしろWD?
6TB以上のIron Wolfは、IronWolf Health Managementが利用できるので、QnapやSynologyのNASに搭載すればS.M.A.R.Tでは確認できない、200以上の細かなパラメーターを監視することができます。
予算に限りのあるホームユーザーや小規模オフィスならノーマルタイプを選び、中規模や大規模ならプロモデルを選ぶのがおすすめという月並みのことしか言えませんが、それ程までに今のNAS用HDDは品質が向上しています。
注意:スペックは容量によって変わる
table:spec
WD30EFRX IronWolf WD RED WDRed Pro
ワークロード率(TB/year) 180 180 300
MTBF(万時間) 100 100 100
rpm 5400 7200 5400 7200
方式 CMR CMR CMR
保証年 3 3 5
アイドル時の消費電力 W 2.7 7.6 2.8 3.7
シーク時の音 dB 24 32 29 36
アイドル時の音 dB 23 28 27 29
スペック
WD Red Plusは本邦では3年の保証のようだ
WD30EFRX以外は8TBで比較した
6TBだと回転数で差が出る
IronWolfが7200RPM
WDRedが5640RPM
WD Red Plusシリーズは「CMR」を採用する。
WD REDの8TBも使っており、それとの比較になりますが、動作音量はさほど変わりません。
IronWolfのほうが比較的低音かなと思うくらいです。静かだとは思いませんがこんなものかなと思います。
サポートがいいらしい
調査中に見た他の情報
NAS向けでは最も多くのショップで見掛けるWesternDigital「WD Red」も、10TBを超える製品が一部ショップで大幅に下落。
Seagate「IronWolf」はST6000VN001(6TB)が4,820円安の税込17,980円だ。
東芝も出しているが、Amazonで売っていないので除外