COVID-19に効果がありそうな抗ウイルスカバー
2023/1/1 一般に入手できる信頼できそうな試験(ATCC VR-1679で試験)がなされたブックカバーは存在しない
ソフトシートは販売されているが加工しないと使えない
抗菌作用のある物質を素材に練り込んだり、化学反応で結合させたりすることで製造
一般的に「抗菌剤」や金属を用いる方法が知られる。
抗菌剤は細菌の生命機能を乱したり破壊したりするもので、茶の成分・カテキンが有名だ。 金属を用いる方法では、銅や銀、チタンがよく利用される。細菌にはこれらの金属を嫌う性質があるからだ 繊維では「SEKマーク」
繊維以外では「SIAAマーク」
プラスチック製品やセラミック製品等の非浸透性表面の抗ウイルス効果を評価します。 つまりエンベロープあり/なしのどちらかでの試験であり、COVID-19の場合はA型インフルエンザウイルスでテストされているものでなければ効果は不明 無加工品より$ \rm{cm}^2あたりの(PFU≒)細菌数が24時間後に1/100以下になっていることが保証されるということ基素.icon
一定容量あたりのプラークを形成できるウイルス粒子の数を表す単位。
ウイルスのプラーク形成単位の考え方は、細菌のコロニー形成単位の考え方と同等である。
微生物学で、ある量の微生物(細菌等)を、それが生育する固体培地上にまいた時に生じるコロニーの数
$ R=U_t-A_t
R: 抗ウイルス活性値(antiviral activity)
Ut:無加工品の24時間静置後のウイルス感染価(PFU/cm2)の常用対数の平均
At:抗ウイルス加工品の24時間静置後のウイルス感染価(PFU/cm2)の常用対数の平均
【注意】新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)については取扱いしておりません。
PR TIMESにコロナに有効であるという風に読めるリリースを書いているところもあるが、この場合SARS-CoV-2で試験したのかは謎である
SARS-CoV-2をつかってISO 21702で試験していると明言しているリリースもある
SRW-30液を用い、株式会社清華堂の施行技術によりコーティングされたガラス板材が、
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を用いた抗ウイルス試験
(ISO21702試験法)により効果が確認されました。
【 日本繊維製品品質技術センター「報告書No:20KB070294(令和2年10月30日発行)」】
近鉄では、車内衛生環境の向上を目的として、昨年8月に全車両(約1,900両)に抗ウイルス・抗菌を目的としたコーティング加工を実施しました。
これまでも本コーティング加工でインフルエンザウイルスなどに効果が確認されておりましたが、加えて今回、施工会社である株式会社清華堂が外部機関に依頼し、ISO 21702試験法によって得られた試験結果により、この加工面において、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が24時間で99.9%以上減少する効果が確認されたことが発表されました。
蛍光灯の光では効果を発揮できないコーティングが数多くある
もともとこの技術は、建物の外壁の防汚処理に使われていた技術
光触媒系のコーティングかな基素.icon
・実際の施工と同じように薄く塗って乾燥させたコーティング表面を対象とし
・その表面にウイルスを塗り
・200~400ルクスの明るさの環境で反応させた
そんな条件で、ウイルス不活化効果が出た!
というようなエビデンスであれば効果のほどを信じて良いでしょう
コーティングとして最適解ともいえる性質を持つナノゾーンコートですら、
不活化の効果とそれにかかる時間は下記の通りです。
2時間で:530万個のヒトコロナウイルスが31万個まで減少(94.038%減)
8時間で:530万個のヒトコロナウイルスが1800個まで減少(99.965%減)
意味がありそうなATCC VR-1679で試験されたブックカバーがある
「ISO 21702 SARS-CoV-2 ブックカバー」で検索すると伊藤伊のカバーが出てくる
図書館用品業界においては唯一となるSIAA(抗菌製品技術協議会)に認定された「図書館向けの抗ウイルスブックカバーフィルム」です。
「リケガード」は表面に付着した特定ウイルス数を99.99%減少させ、エンベロープ有り(インフルエンザ/SARZ/コロナウイルス等)、無し(ノロウイルス/アデノウイルス等)の両方に効果があることが実証されています。(※)
と書いてあるがリリースを見るとコロナウイルスに対応するエンベロープありのウイルスの試験はATCC VR-1679性能評価と書いてある https://gyazo.com/b6131cbcdd06a1e96934484b09450b6b
Influenza A virus (H3N2) strain A/Hong Kong/8/68 is propagated in MDCK (NBL-2) cells (ATCC CCL-34). This strain was isolated from a patient in Hong Kong in 1968 and was deposited by the Centers of Disease Control and Prevention. It has applications in respiratory disease and influenza research.
DeepL.iconInfluenza A virus (H3N2) strain A/Hong Kong/8/68 は、MDCK (NBL-2) 細胞 (ATCC CCL-34) で増殖させたものである。この株は1968年に香港の患者から分離され、疾病管理予防センターから寄託されたものである。呼吸器疾患やインフルエンザの研究に応用されています
が、Amazonでは売っていなかった
バッファローなどの小売りと提携してiPad用のフィルムは売っている
本様のフィルムも図書館向けに30m単位で売られている
Amazonで「抗ウイルス ブックカバー」で調べるとナカバヤシのカバーが出てくる ISO21702で試験しているとかかれているのみ