CCXまたぎ
ところがCCD=CCXとなったRyzen 9 5900Xでは、30ns以下でアクセスできる組み合わせが劇的に増えた。もちろんCCDをまたぐアクセス(例:論理コア0→論理コア12〜23まで)の場合はレイテンシーが長くなることを避けられないが、Ryzen 9 3900XTに比べると明らかに効率が良くなってたことが分かる。
Ryzen5 Ryzen7シリーズではCCX跨ぎによる遅延はなくなりましたが
Ryzen9では依然としてCCDまたぎによる遅延は発生しております。 だがその中でも特筆すべき点はCCD(Core Chiplet Die)の構成が従来のCCX(Core Complex)を2基連結したものから、単一のCCXに変更されたことだ。
1ダイに8コアを載せたCCDがあった場合、従来は4コア+4コアの構成だったが、Ryzen 5000シリーズでは8コア1基に統合されている
この変更により、あるコアからアクセス可能なL3キャッシュの量が2倍になり、コア⇔L3キャッシュのレイテンシーが大幅に削減されることになる。
Ryzen9はCCDまたぎがおきるが、改善
ところがCCD=CCXとなったRyzen 9 5900Xでは、30ns以下でアクセスできる組み合わせが劇的に増えた。もちろんCCDをまたぐアクセス(例:論理コア0→論理コア12〜23まで)の場合はレイテンシーが長くなることを避けられないが