調べる技術: 国会図書館秘伝のレファレンス・チップス
https://gyazo.com/a200b43d526022ebe9652ddfda9595c3
2022/12/9
国会図書館で15年にわたり、総記・人文科学・「その他」分野でレファレンスサービス(利用者の調べ物相談)に従事した著者が、その実践的な技術を大公開!
1967年東京生まれ。1992年慶應義塾大学文学部卒業。同年国立国会図書館入館。2005年からレファレンス業務に従事。2021年退官し慶應義塾大学でレファレンスサービス論を講じる傍ら、近代出版研究所を設立して同所長。2022年同研究所から年刊研究誌『近代出版研究』を創刊。専門は図書館史、近代出版史、読書史。
編著に『雑誌新聞発行部数事典: 昭和戦前期』(金沢文圃閣、2011)などがある。『公共図書館の冒険』(みすず書房、2018) では第二章「図書館ではどんな本が読めて、そして読めなかったのか」を担当した。
読書猿さんが、「調べものの師匠」と呼ぶのが、元国会図書館司書の小林昌樹さんだ。同館でレファレンス業務を担当していた小林さんが、そのノウハウをまとめた『調べる技術 国会図書館秘伝のレファレンス・チップス』 シネクドキ探索の話をしたら小林さんは「僕だったら探したいものをファセットで表して、それぞれを上下に動かす」という話をされた ファセットというのは、図書分類における概念のひとつです。資料のテーマについて、「時間」「場所」「形式」などの属性を抽出し、それらを組み合わせて分類記号をつくるのです ヘミングウェイのファセットの例:アメリカ―小説家―資料
目次
はじめに
第1講 「ググる」ことで、我々がやっていること――世界総索引でアタリをつける 第4講 ネット上で確からしい人物情報を拾うワザ――人物調査は三類型で 第5講 見たことも、聞いたこともない本を見つけるワザ 第6講 明治期からの新聞記事を「合理的に」ざっと調べる方法 第8講 索引などの見出し語排列で落とし穴を避ける
第11講 「として法」――目的外利用こそ玄人への道 第14講 レファ協DB の読み方――レファレンス記録を自分に役立つよう読み替える
同じ魔法が使えるようになるために――あとがきに代えて