税制優遇で分断
子なし世帯と子あり世帯で税制優遇を分ける
こういう条件が揃えば分断できる
社会を大きく分割できる
片方に「正義」を作れる
今回の場合は、「子供は家族だけにとどまらず未来の国(=あなたの未来(年金や介護)を支えるのは後進)にとって重要」などとでも言えば反論しづらいだろう こういう構造はコストカットに便利
たとえば「全体を潤す政策」があったとする、国民が一致団結していればその政策を政府にとってもらうことが可能だったとする
政府は予算を別に割り振りたいので、これを回避したい
この際に、「子持ち世帯を優遇します」という「全体を潤す政策」よりもコストが安い政策があったとする。この層の支持を取れる。そして支持しない人たちの中にも「正義があるからしょうがない」と思う層がそれなりにいるのでダメージも少ない
こうして節約を実施し、ちょっとした分断が生まれる
ここでは全く違うゲームが行われている
政治家は「票を稼ぎつつ予算を節約する」というゲームをしている
政治家は国民よりもはるかにお金をもらうので、多少福祉が削られようが無視できる
あまり金がない大多数の子あり世帯/子なし世帯は、自分たちの利益を考える
子あり世帯:「自分たちに得だし、正義があるから賛成した方が得」
子なし世帯:「正義があるからしょうがない。自分たちの未来もあるし悪くない」
ネットでの過激な議論「独身勢だ!最悪!」(論点は正しいが表現が過激)
ネットでの過激な議論を見た普通の人「未来を考えられない人たちもいるもんだ」
こうして、未来という糖衣に包まれた「なんとなくよさそうな政策」についてあまり議論できずに飲み込んでいく
全てのプレイヤーは自分たちに利益があるかを考えている