新聞の価値
専門家等のコメントに素早くアクセスできる
時間の節約
個人のジャーナリストを応援する仕組みが早晩できるだろう
大きな圧力に屈しないためには組織である必要があったりする?
日経の電子版は、ざっくり言うと月40ドルなんです。オープン前、世界中のいろいろな人に聞きましたけど、「アダルトサイト以外で40ドルはない」「日経はアダルトサイトを作るつもりなんですか?」と揶揄されたりもしました(笑)。
Adobeのコンプリートプランが使える価格
加藤 でも「日経電子版」は43万人の購読者が求めるようなものができているわけですよね。どのような差別化を行っているのですか?
渡辺 まずは単純なんですが、記事の数です。朝刊と夕刊を合わせると、紙の日経新聞では1日300本の記事があります。それに対して、電子版では1日900本の記事があります。電子版のほうが圧倒的に記事の数が多いんです。
なにしろ紙とだいたい同じ値段ですから。「デジタルは紙代も印刷代も輸送代もかからないのに、なぜ高いんだ」という議論には与しないということをスタート前に何度も社内で説明しました。
電子に4000円を出してもらうためには、紙と同等ではなく、デジタル独自の圧倒的な価値を持っていないといけません。
渡辺 電子版独自の記事もつくりますが、あとは日経グループの力をうまく使っています。
日経グループのウェブメディアの記事
「QUICK」という我々がもともとやっている投資情報サービスの記事
日経BPの雑誌の記事