ドル覇権を手放すアメリカ
2026-06-29 The Humbling of the Once Almighty Dollar
トランプのイラン戦争の失敗が、ドルの覇権という「もう一つの被害」を生み出している。軍事的敗北と並行して、アメリカの金融的強制力も大きく損なわれた。
ドルが世界の外国為替取引の89%を占めるのは、アメリカの経済規模が大きいからではなく、「皆が使っているから皆が使う」という英語と同じネットワーク効果による。近い将来ドルが人民元に取って代わられるなどというのは、ビジネス界が突然マンダリンで商談を始めると言うのと同じくらい荒唐無稽だ。
ドル覇権の本当の価値は「exorbitant privilege(法外な特権)」ではなく、制裁という強制ツールにある。ドル決済は必ず米国の銀行を経由するため、米政府はすべてを監視し、遮断できる「パノプティコン+チョークポイント」を持っていた。
この武器が2015年のイラン核合意(JCPOA)を引き出したが、トランプはそれを「ひどい合意」と破棄した。その結果、イランは今や合意時よりはるかに強い立場にある。
今次の戦争で中国が人民元決済網(CIPS)を大きく育てた。イランは石油を人民元で売り、人民元で中国製品を買うことでドル制裁を完全に回避した。ホルムズ海峡の通行料も人民元(または暗号資産)で支払われた。
暗号資産の「唯一の実用例は犯罪行為」とクルーグマンは一刀両断する。
ドルとSWIFTが普通のビジネスの主役である地位はまだ揺らいでいない。Foreign PolicyのAgathe Demaraisが指摘するように、CIPSや人民元の利用規模はまだ小さい。過大評価は禁物だ。
しかし重要な変化が起きた。「ドルなしでもやっていける」という実証例が世界に示された。湾岸諸国のような米同盟国さえCIPSへの参加を検討しており、制裁の切れ味は明らかに鈍化した。
トランプはアメリカの力を誇示しようとして、軍事・外交・金融のすべての面でアメリカを弱体化させ、世界はそれを見抜いている。
https://youtu.be/FdatR1ttjzU?si=m08O1hu5viuwXEjN
Barack Obama後期から
SWIFT(金融)から追い出したが、ロシアは戦時下で完全雇用を達成していて、「意外といける」空気になった
アメリカのハードパワーが中国に追いつかれそう
アメリカはソフトパワーが大事だったがトランプ vs ハーバード大学が破壊してるので弱体化しつつある
トランプはニクソン・ショックと同じ
アメリカの社会の分断が根本問題
https://youtu.be/3xsXVK-Dtx4?si=4tvTcsKLTo11qyf6
Gゼロ
複数通過制
バンコール
超国家的枠組みなので理想的だが各国は嫌がるだろう
新興国は賛成しやすいだろう
長期金利があがりはじめている。株が上がる条件がなくなる。経済出動しにくくなる
ドルの覇権を維持する限り、本気で保護主義に転じることはできない