気合インターフェースの機能
1. 目的の操作の前に気合出力ステップを挟む
目的の操作とはメールを送信する、文章を投稿する際の最後のボタンイベントのことである。実際の操作では、一度ざっと全体に目を通してそのまま送信ボタンを押して完了であり、ミスがあったとしても気づきにくい状態である。
その間に気合インタフェースを用いてユーザーに気合を入れるというイベントを挟むことで、ユーザー自身が気合を入れるとともに一度確認する時間を作り出すこともできる。
2. ユーザーに発声をさせること
本研究における気合インターフェースの機能として他と異なる大きな点が、ユーザーに発声させることである。
誰もが確認作業を終えて問題がないと感じた時や何かに集中して取り組もうと思った時のように「よし」と発声をすることは集中力の向上に繋がる。
しかし、ただユーザーに声を出させるだけでは十分ではないと考える。「よし」とユーザーに言わせるだけでは今までと同じであるため、ユーザーに声を出させるとともに大きな声で宣誓をさせる機能によって確認の効果を向上させる。
宣誓は目的の操作によって内容が変化するが、メール送信の場合は、例えば「メールの内容に一切の不備がないことをここに宣誓します」と大きな声で宣誓しなければ、気合いが入っていないと判断され、いつまでも目的の機能が実行できなくなる。
このように一定の文章を宣誓文として読み上げさせると、もちろん不備がないと自身があれば、宣誓文も大きな声で読み上げるはずであり、気合が十分としてすぐにメールを送信できる。
逆に、内容に自信がないとき、読むのが恥ずかしいようなときに特に大事なメールである場面であれば、気合も入っておらず、送信しない方が良いとして気合インターフェースがミスを抑えてくれる。
発声によって気合インタフェースはミスを防止するとともにユーザーに気合を入れてくれると考える。