Speaker
16歳、ピチピチの高校生だった2008年に作ったスピーカー。音がめちゃくちゃ良くて2021年現在でも現役で使っている。
https://gyazo.com/583b2aaf2c4ddf67107ad424a6887d65
京都市北区の北図書館で「新スピーカーの完全自作」という本を借り、そこに載っていた中で構造が単純で作りやすそうだったブックシェルフ型のスピーカーの設計図をチョイス。 https://gyazo.com/4f9be99b7dd7d4db1d4704907cc65fd7
後日自転車を走らせ麻布オーディオ京都店という西陣産業会館の下にあった狭いお店で手頃なスピーカーユニットを購入。お店の中では店主さんがお客さんにオーダーされたものなのか趣味なのかわからないけど日々スピーカーを作っているようだった。小さなショーケースにはまあまあ多くの種類のスピーカーユニットが並んでいたが高校生でも買えてサイズが丁度良さそうなものというと限られていたのであまり迷うこともなくこれを2つ購入した。 https://gyazo.com/6d55e2c968ff7a7c28aa966a41e3b571
購入したユニットのサイズに合うように設計図をアップデートし、ストーリオさんにそれを送って木材と加工を発注。 内部の配線に使うケーブルも必要だったのでまた自転車を走らせカナート洛北(現在の洛北阪急スクエア)の家電量販店へ。オーディオケーブルありますかと尋ねるも店員さんもわからない様子で一緒に探してくれて、お店の隅にひっそりとあったケーブルの切り売りコーナーにたどり着き数メートル購入。
木材が届いて木工用ボンドで組み上げ始めたが、入力端子を取り付ける背面のくり抜きを失念していて自力で加工しなければならないことに気づき、夏休み、自宅の客間で汗だくになりながらハンドドリルで穴を開け糸ノコでくり抜き、オーディオケーブルのハンダ付けと入力端子のネジ止めを行った。
木工用ボンドやしこれもう一生開けれんよなと思いながら最後の面をボンドでくっつけ一晩乾燥。何も固定具を使わず放置して乾燥させたためちょっとずつ木材がズレていてちょっと不格好になってしまったけどとりあえずボディは完成。木工の知識が皆無だけど本当は何かで固定しつつ乾燥させるものなのだろう。
スピーカーを鳴らすにはアンプも必要という知識を書籍で得ていたためオーディオアンプもインターネットで探して注文していた。真空管???プリアンプ???ヘッドフォンアンプ???、単語の意味がよくわからないながらも自分が必要なのはたぶんこういうの...という推測でこちらの鎌ベイアンプをチョイス。 https://gyazo.com/d3f0aaa7f6fa56816c432f3ff2bb40fb
スピーカー側の入力端子はバナナプラグが挿さるようだったがバナナプラグの存在もしらなかったのでケーブルを剥いてネジ式の端子に挟み込む感じで接続。アンプにはステレオミニプラグが生えていたので iPod nano に接続して音を鳴らすことに成功した。ただ片側の内部の配線のプラスマイナスを間違っていたみたいで、入力端子の色の通りに配線すると左右が逆位相になってすごい聞こえ方をする罠がある。間違えたら気付くし配線は一度付けたら移動させたりしない限りは触らないので使う分には困らないが。
完成してうれしかったので木材を発注したストーリオさんに京都府にお住まいの S.M. さんとして写真を送ったところウェブサイトにご掲載いただいていた。 https://gyazo.com/b4b13735f2baa4e5880cf0efa573c40e
ちなみにスピーカー製作時に購入した鎌ベイアンプは2020年に壊れてしまい、現在は S.M.S.L 社の SA-36A を使用している。 https://gyazo.com/6c400db9357f3f88659dc2a164ee3db3