Mimicking chair|擬態する椅子
0109
本作は、マグリットの「白紙委任状」からインスピレーションを受け制作した、不思議な視覚情報を付帯した椅子である。脚部にUVプリントで視覚情報を印刷することで、椅子の配置場所、向きや位置などわずかな違いが大きな視覚的変化を引き起こすようになる。合板という素朴などこにでもある素材と、UVプリントの質感が調和し、印刷面は合板のざらつきが感じられる表面に仕上がっている。
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材料:ラワン合板 t=18
座面 400mm×350mm、脚 65mm×400mm
水平耐力はほとんどない。
次回は印刷された視覚情報が合板の質感を持つことの意味を深掘りした表現を考える。
0108
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イメージ図
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スケッチ
脚に合板を使用して、突板面に印刷、小口面はそのままとする表現も面白そう。
設置場所の風景(床上400mm以内)を撮影した画像を印刷しても良さそう。→記録メディアとしての椅子
屋内の画像を印刷した椅子を屋外で使用するのも面白そうだ。
複数の椅子の並べ方で見え方をデザインできそう。
色々妄想が広がる。