自意識と創り出す思考
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自意識が邪魔しなくなれば大切なことにフォーカスできる。自意識がいかに邪魔をしているかを気づくきっかけを与えてくれる本。
アメリカ?の自己肯定感至上主義的なものに対するアンチテーゼっぽい。
好きなことを見つけよう!とかそういう脅迫観念にも通じるかも。
ありのままを受け入れつつも惰性で生きずに目標とか達成したい成果にフォーカスして生きる。
自分の今の望みは、自意識から生まれたものではないと言い切れる??mochi5o.icon
少し整理して考えてみたくなった。間を空けて読み直すといいかも。
G'sにいた半年間にやったWhy meが結構この自意識からの脱却というプロセスを経験させてくれたかもしれないmochi5o.icon
自意識の力を過大評価しないこと
好き嫌いは選択できない、無理に好きになろうとすることはできないと自覚する。
自分を愛すること(自己肯定感が高い状態)といい人生を送ることはまったく別物である。
着飾った自意識は害をもたらすだけというのがこの著書の主張っぽいmochi5o.icon
自分は何者なのかではなく自分にとって大切なこと(望む結果)をどれだけ創り出せているかにフォーカスする。
結論、自分が何者であっても関係ないということかmochi5o.icon
ところで自分が何者か、というのはどういう問いなのだろうかmochi5o.icon
哲学的な問いではなくて、表面的な問題?
私自身は「自分が何者か」というのを暇さえあれば考えてしまう方なのだけど、それは自意識の問題というよりも「自分自身がどういう考えや価値観のもと生きている(生きてきた)か」を考える(振り返る?)作業に近い。つまり自分自身についてどういう認知を持っているか明らかにする作業。
これはもう少し下の方で出てくる以下の作業にあたると思われる。
自分が自分をどう思っているのか、本当のところを明らかにしておいた方がいい。
嫌な思い込みは消えない
理想とは自分がどうあるべきかを描いた絵で、外から押しつけられるもの
価値観とは実際に自分が大事にしていることで、自分の内側から生まれるもの
難しく考えなくても、実際に生きていく中で自分が選択したことから生まれている
アーティストに心を打たれるのは、彼らがむき出しの自分自身と対峙しているから
自分自身について拭い去ることができない嫌な思い込みの部分も全て受け入れる必要があり、それには強さや勇気が必要で、それを乗り越えた先にアーティストとしての表現がある
自分自身に関する嫌な思い込みは、事実に基づいたものではない(だから思い込みであるのだけど)から、ずっとついてまわる
構造に着目すること
ものごとを成功させるには、成功するための構造に当てはめることが大事
揺り戻し構造にはまるのを避ける
揺り戻しが起きる理由は、構造は均衡に向かうから(代表的な例はダイエットのリバウンド)
緊張構造は長く続かず、緊張解消システムによって元に戻ろうとする(ベルヌーイの定理)
理想が嫌な思い込みと葛藤するとき、揺り戻しパターンに繋がる→自意識を気にすることをやめると、根底にある構造を変え成功が長続きする
構造から自意識の問題をなくすと、学び、向上し、達成できるようになる
自分が何を思い込んでいるかは関係ない
無理にポジティブ思考にならなくていい
がんばってポジティブ思考になろうとするとき、それは嫌な思い込みに対して嘘をついていることになる
潜在意識ではそのポジティブな振る舞いが嘘であることを認識しているという
罪悪感を使ってふるまいを変えようとしたり、もっといい人間になれと自分に圧力をかけたりしてもいけない。自分はどんなタイプの人間かなどと考えるのはやめ、意識をもっと大事なことに移すこと。そう、本当に大切なことに。
私にとって本当に大切なこと…とはなんだろうかmochi5o.icon
自分が自分をどう思っているのか、本当のところを明らかにしておいた方がいい。
→これはG'sでWhy meを通じてやったし、G'sにいるぶっとんだ人たちの中にいることで嫌でも思い知らされた。それが今の自分のベースになっていることは確か。
自分の基本的姿勢は変えられる
構造を理解して、緊張の解消を戦略的に遅らせることを学び、それによって重要な目標や志を達成できるようになる。
ただし、罪悪感や警告、脅しや圧力によって変化を強いられているとき、その緊張は長くは続かない
創り出したい成果のビジョンから逆算することができれば、立ち止まってちゃんと考えれば、短期的な満足よりも長期的な成功を優先させることができるはず
望みを叶えるための長期的な志と価値観を支える根底の構造を創り出すこと
緊張構造(成果のビジョンと、それに対する今の現実を知ること)
戦略的にプライマリー選択とセカンダリー選択をすること
自分自身にではなく、創りたい成果にフォーカスを合わせ続けること
自分のありのままを認識する
自分が何者かとかはどうでもいい。今この状態をしっかりわかることが大事。
自分はもう、なれない何者かになろうとしていない
自分自身をどう思っているか。わかっている
自分を好きでも嫌いでも無関心でもいい
自分の価値観に沿った目的にフォーカスして活動している
完璧さという理想は、人工的で合成的な作り物である。
それは空虚な理想に過ぎないのだから、を追っても進歩にも何にもならない。むしろ完璧を追い求めることで自分はこのままじゃだめだという感覚をもたらすだけ害悪になる。
才能を使い切るという幻想を捨てる
才能があれば使う義務があるという考えは捨てる
才能が天からの授かりものであるとしたら、それは自分が使いたいように使えば良い
存在証明という善行積み立ての存在を認識する
これやってしまいがちなパターンmochi5o.icon
自分の成果をアイデンティティと結びつける人は成果によって自分の存在を正当化している。
だが、自分の存在を証明できるほど十分に善い行いができることなど決してない(言いきるんだねmochi5o.icon
このように考える人は前提として「自分そのものには価値がない」という考えが根底にあるということ(だから善行による存在証明が必要になる)
何かを成さなければ自分に価値がない、と考える人の行動として「その日の善行を振り返る」という行動に繋がる
先に書いた通り自分の存在を証明できるほど十分な行いはできないのであるから、このような考えの人は「十分やり尽くせなかった」という感覚だけが日増しに積み重なってしまう
自らの努力で自己の存在を証明せねばならない者は、永久に自分自身の奴隷である エリック・ホッファー
自意識と成果
多くの人は、あまりにも簡単に成功してしまうと、自分はきちんと仕事をしていないのではないかと思ってしまう。こうした力学の中にいると、わざわざ自分の成功を台無しにしてしまいかねない。〜中略
欲しいのは成果だ。成果が奇跡のように出現するのと、身を粉にして働いた末に得られるのとで、いったい何の違いがあるのだろうか。
なるほどー。「自分がきちんと仕事をしていないように感じる」これも自意識なのかmochi5o.icon
この根底には自分の成果が自分の存在証明と結びついている感覚もありそう。
個の自由は、他者と離れていながら、同時に他者とともにいることによって手に入る
また、他者といられるためには独りでいられる、つまり自分とともにいられる必要がある。
自分とともにいるためには自分の「ダークサイド」とうまく親しんでいる必要がある。
真に学ぶためには、未知の情報や経験に接した時に自分の心を変えられる能力が本質的に重要だ
学習するほど、アンラーンも必要で重要になる
そして学習もアンラーンも、自意識と結び付けてはいけない