問いかけの作法
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お通夜ミーティング、孤軍奮闘の悪循環に陥らないようにするためには、周囲に投げかける「問いかけ」の質を変えること
ファクトリー型とワークショップ型
対話やコミュニケーションをとりながら全員が自分らしさを発揮するのチームが「ワークショップ型」の組織
逆に決まった手順を守って運営するチームは「ファクトリー型」の組織
安定した正解が存在しない時代においては、柔軟で効果的なアプローチがとれるのはワークショップ型である
なぜなら、正解がないということは「やるべきことが決まっていない」状態であるから
だから対話やコミュニケーションが必要で、チームのこだわりを対話によって形成していく必要がある
一方でこだわりはすぐにとらわれになる(固定化する)ので定期的に見直しが必要
ファクトリー型からの脱却
認識の固定化からの脱却→過去の経験や前提となっている条件を問い直す。とらわれを問い直す。
関係性の固定化からの脱却→チーム内の分業や相手に対する思い込みによる人間関係のすれ違いや固定化を対話によって崩す。
衝動の枯渇からの脱却→ミスを極端に恐れる文化、どうせXXだから、などの諦めをメンバーの内発的な動機を鼓舞することで脱却する。
手段への没頭による目的の形骸化からの脱却→目の前のルーティンを「なぜやるのか」と定期的に問い直すことで、手段に没頭してしまうことから脱却する
問いかけは未知数を照らすライトである
望ましい反応をねらって、どの未知数にどのようにライトを当てると良いか、質問を工夫する
どのように質問するかで答えは変わるし、質問された人の感情の動き方も変わる
意見を引き出す問いかけの基本定石
相手の個性を引き出し、こだわりを尊重する
相手のこだわり、発言の背景に興味を持って聴く、またそれを尊重する
適度に制約をかけ、考えるきっかけを作る
足場としてのとっかかりを与えて答えやすくする
遊び心をくすぐり、答えたくなる仕掛けを施す
オフィシャルなものによる重圧から解放してリラックスして答えてもらう空気にする
あえてボツネタから話す、など
凝り固まった発想をほぐし、意外な発見を生み出す
あえていつもと違う言葉遣いに変えてみたり、考え方の切り口そのものを秘めることで「とらわれ」を揺さぶる
観察の簡易チェックリスト
この章以降は、ファシリテーションの具体的な準備と進め方の一部になっているといえそう
とりあえず気になったトピックを列挙しておいて、別途Tipsとしてどこかにまとめたいmochi5o.icon