行列ベクトル積和演算モード
from: 1.4 浮動小数点数演算性能
行列ベクトル積和演算モードでは、ひとつのMAUは 1 サイクルで、m×n行列Aとn次元ベクトルb, cに対しy=A×b+cの演算を行える。ここでm, nと演算精度は次のいずれかである。
倍精度:m= 2, n= 4、A, bはブロックフロート倍精度、c, yは通常の倍精度
単精度:m= 8, n= 4、A, bはブロックフロート単精度、c, yは通常の単精度
疑似単精度:m= 8, n= 8、A, bはブロックフロート疑似単精度、c, yは通常の単精度
ここでブロックフロート疑似単精度とは単精度よりも有効な仮数部長が短いブロックフロート形式である。
疑似単精度はブロックフロート形式でしか現れない
半精度:m= 16, n= 16、A, bはブロックフロート半精度、c, yは通常の単精度