3.6.7.1L1B部分集合指定.
いくつかのL2BM命令式で、転送の対象となるL1Bを部分的に選択できる。この部分集合を以下ではL1B
集合と呼ぶ。
L1B集合指定の文法は以下である。
::= /
|
| []
およびimmodeは 0 から 7 の整数、はカンマで区切られた 0 から 7 のL1B番号のリス
トである。
1 番目の記法において、をb 0 、をi、定数0b111をmと置くと、b番のL1Bが
b&(m⊕i) ==b 0 &(m⊕i)を満たすならばそれはL1B集合に含まれる。ここで&は論理積、⊕は排他的論
理和である。
2 番目のによる指定は、 1 番目の記法でを 0 とした場合の略記であり、L1B集合は番L1Bのみになる。
は直接L1B集合を指定できる。ただし、として許されるのは 1 番目の記法で記述で
きるものに限られる。具体的には表3.7を参照せよ。
が同じならばが異なっても同じL1B集合を表すことがあるが、が異なれば必
ず異なるL1B集合になることに注意する。
表3.7 可能なL1B集合と、それを実現するl1badrとimmodeの組み合わせの例
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