7. 10月31日 身体の未来──人間拡張技術は我々の心と体の関係性と社会との繋がりをどう変えるか
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朝なので軽く身体をうごがしてみましょう。
目覚めましたでしょうか?
運動とか身体を動かすときに動作は得意不得意ではなく、難易度の違いが出てくる。
全部手まで伸ばした方が整理がしやすい。
運動の種類による得意不得意は人間の特性。脳味噌がどう整理しているのか。
人間の身体を知ることは、人間自体を知るときのヒント。
昨日、フランスから帰ってきた。
Global for humanity
国や企業主導の下、IoT技術をうまくコンピュータに接続する。
中国の人のマナーがよくなった。
天網恢恢疎にして漏らさず
中国は国主導でいろいろやっていく。
アメリカは資本主義社会なので企業主導。
ヨーロッパは第三極。ヒューマニティを取り入れ、中国の動画の不自然なところを取り除いていきたい。AIなしの社会は考えられない。
人類太古の歴史を踏まえてどうヒューマニティをどうシステム・制度に落としていくのか。
前週は中国に行ってきた。
この中に少子高齢化はない。
取り残される人を作らないというところに含まれているのかもしれないけど…
世界の人が何か解決してくれるということはない。
我々自身で知恵を絞って解決策を導き出し、世界に広めていく必要があると思う。
自己紹介
小さい頃、サイボーグ009のファンだった。ダイバーシティの要素があった。
憧れて、実際にマントとかをかぶって。右側の人が私ですが、自分もスーパーヒーロになりたいと思って。
忍者の秘密という学研の秘密シリーズを読んで、高いジャンプを練習するため、竹の子を植えてその上を飛び越えていけば高いジャンプができるようになるらしい…
高いところから飛び降りていたら、骨折した。人間には限界がある。無理はしてはいけない。
身体を頑張って鍛えると誰でも超人的な能力を手にすることができるわけではない。
でも、この頃衝撃的な映像を見ました。
オリンピック(ロサンゼルス?)
竹の子で修行しなくてもテクノロジーを駆使すれば空を飛べるようになる!
飛行機を乗ったときに空を飛んでいる感じする?自由に空を飛んでいる感じはしない。
パイロットはそうかもしれないけど、今はほとんど自動操縦です。
空をとべるスーツは、燃料代100万円
当時は金銭の余裕はなかったけど、技術者を志した。
もともとなかった空を飛ぶ能力を、テクノロジーを使って身に着ける。
テクノロジーは人類にとってどういう価値を持つのか。
環境と能力。
車輪の再発明
価値が低いものを再発明してしまうこと:四角い車輪の再発明
能力とか実力をいうとき、自転車に乗っている人をいうのかもしれない。
でも平らなところで最適化された丸い車輪は価値を失う。
能力は環境によって変わるのかもしれない。
豊洲のマグロ目利き
豊洲に行くと地理的な影響で目が悪くなったわけではなく、照明の環境。
築地は暗い照明、豊洲は明るい照明。
築地の環境でプロ化された目利きの能力を、豊洲に行ったことでまたリセットしなければならなくなった。
その時代の産業の転換によって障害の定義は変わるのかもしれない。
農業産業に携わることができない人が、ハンディキャップのある人
自動車産業
炭鉱
新しい機械の使い方を覚えることができない人が、メンタルとしてのハンディキャップを持っているとされる。
社会の変化によって、そこの基幹産業に関わることができるかどうかがハンディキャップ。
現代は情報社会。何がハンディキャップ?
昔のネットの記事:耳が不自由な人がするゲームの世界
耳が不自由な方はキーボードを多用しているから、ゲームの世界では自由自在に行動することができた。
何が障害であるかということは、本人が身につけているスキルではなく、環境とのマッチングということになる。
シニアこそVR
今までテレビを座ってご覧になっていた高齢の方が、立ち上がって見ている。
屋久島の縄文杉
昔行った場所に再び行くことができた。
風評被害でVRを見ると目が悪くなると言われるが、シニアの人の方が見やすい。
老眼
近くのピント、遠くのピントを合わせることができなくなる症状。
20代から始まります。
ピントが一定だから見やすい。
VRレンズの仕組みは老眼鏡と変わらない。
けん玉できたVR
ボールが落ちてくるときに速度を合わせる基本動作
現実世界の重力のスピードでは失敗する。上達のためには失敗だけではなく、失敗と成功体験を合わせることで上達する。
先生さえできるなら他のどなたもできるでしょう。
現実とはあえて違う世界
現実という物理法則でがんじがらめになった世界をうまく作り替えることができることがコンピュータ世界の良い点。
まとめ
情報社会、IoTという社会が変わるとどうなるのか。
都市化が進んでいくときに何が生まれたか。人間の持っている能力をそのときの基幹産業に合わせる。
産業がわかることで我々の定義が変わる。
バリアフリー
これは、身体の変化が先行してからの変化もあり。
力は相互作用。両方の関係性の中に能力が存在している。
昔からよく言われていることですよね。
野球がうまくできなかったけど、サッカーはうまくできた。
上司がわかったら突然成績が良くなったとか。
情報環境で身体・心はどう変化するか?
環境の身体との相互作用がある中で、自己とは何か?
道具を使い慣れている状態って何だろう
自分の体の形、手先の位置をすることができるのは、手の鍵にあるセンサーで読み取っている。
バイオ…ニューロン
バイモーダルニューロン
使い慣れた、道具が身体化したということが、神経科学での仮説。道具を使い慣れるとまた感覚が手に戻ってきてしまう。
身体性
身体所有感
行為主体感
自己位置
これがまさに講義でテーマとしていること。
場合によっては法律とか制度に繋がる議論かも。
ある行為が、本当に本人がやったと言えるのか。その点で俯瞰できるかも。
自分の身体を自分が所有していると言える理由。
道具のところまで身体性は広がる。
自分が使いたいときにいつでも使用できるということが、所有感に繋がる。
本人の意図として使いたいときに使うカーシェアリングと、マイカーとの違い。人間を中心に考えたときに何が違うのか?
時間と身体
くすぐったいというのは、他人からやられたときにくすぐったいのではないか、という仮説。
動きとくすぐりが全く同じタイミングだとくすぐったくない。でも、タイミングがずれていくとくすぐったくなっていく。
また、くすぐりの角度が一定だとくすぐったくない。90度に近づいていくとくすぐったくなっていく。
暗号とかのセキュリティ技術
分解したあとのセキュリティ
本人が自分が何をやったかはわかる。でも他の人は何をやっているのかわからない。
回転したマウスカーソル
最後の数字だけわかる(止まるので、ボタンの中央に来ているのが本物だろう、と)
認知の非対称性
自分と他者をうまく分けることができる。
自己と他者の実験
触れたことを見ることによって、自分のオーナーシップは転移しうる。
なんかちょっと服とか買いに行ったときに、羽織ったら欲しくなってきたり…
自分が試乗した車が欲しくなってきたり…
直接は関係なくても、少し関係があるかもね。
インタラクションがある。触覚的な感覚があるということは、どこまでが自分の体なのかをしるいい例なのかも。
誰でも神ジャンプができるゲーム
うまく行った時は自分のせい、うまくいかない時は他者のせいにする。
落とした物を掴む実験
掴むという筋肉の神経
そこを刺激すると、無理やり掴むということをさせることができる。
何かをやろうとしたときに、機械がアシストしたとしても、自分の力でうまくいったと思う。
もしかしたら様々なドライブ装置に応用できるかも。
自動運転の自動化について、自由化という言葉を提言している。
自分の力が少し良くなったという感じがする。
でも裏側にはテクノロジーがあって、アシストしてくれる。でも本人は自分がうまくなっている感じがする。
本人のモチベーションを保ちながら社会に参画していく。
サイボーグの世界に近づいているのではないか…?
サイボーグとは
医学者の論文に登場したのが最初。
SFな感じがするけど笑
1日の中で半分以上の時間、スマホとかPC画面を見ている人は半数以上。
宇宙ではまだ活躍することができていないけど
宇宙ともう一つのフロンティアがコンピュータ
若い方の半分は、起きている時間はコンピュータに接している。
寝ている時間が一番脱情報の時間かも。
昔は大学の学部でちゃんと勉強すれば会社で仕事を覚えてやっていけると言われていた。
今の学生さんは5年ごとに革新される技術を習得していかないとついていけないと言われる。
昔は詰め込み型。今はどんどん更新していくフロー型のスキルを身につけていかないといけない。
人間拡張工学
透明プリウス
茹で卵、黄身を潰さずに
前を見ていても後ろの様子がわかる
以上の技術は、技術を使いこなすのに特別な訓練が必要ない。自分の能力の延長線上にあるような気がする。
器用・不器用って一体なんだったのか?
何か行動すること。認識行動システム。目がネックになっていることが多い。
視力を増強してあげることで、今までできなかった非常に細かい作業をすることができる。
ロバート・フック
フックの法則。バネの伸びが力に比例する。
顕微鏡を使ってコルクを見て、小さな部屋にセルという名前をつけた。
序論に、人間は三つの大きな欠点がある。①感覚が不完全、②記憶が不完全、③理屈が不完全。①を拡張するために望遠鏡なり顕微鏡を身に纏って、世界を見る。
何か発見しようと思ったわけではなく、補完するために感覚を増強した。
今年どうなったか?
5つの先進テクノロジートレンド
人間拡張
自在化身体
SFではなく、技術的に実現する。
そういうことをいろんな大学の先生と一緒にやっています。
阿修羅になってみよう。
作ってみて思ったこと。
リハビリという言葉がある。
もともとあった機能が衰えてしまうこと。
これはもともと不自由をしているわけではない。
でも、これをやると、国を超えて言えることがある。まずみんなびっくりして、それから笑顔になる。
何かできるようになることは嬉しい。
技術を身に纏ったとしても何かできるようになることが嬉しい。
衰えを感じるのは昔できたことができなくなったとき。
できなかったことが、テクノロジーを身に纏うことでできるようになる。それをみなさんが知ることができるようになったとき、衰えという言葉の意味が変わってくるのかもしれない。
色々とこのあとの実験は進めている次第です。
2020東京オリンピック・パラリンピックの影響
近代スポーツが生まれたのはいつか
産業革命の後に一般の人に広く広まったと言われている。
サッカー、クリケット、野球
それまでは自分の肉体は産業で生産するために使われるものだった。
だけど最終的には、平日は生産のために使っていた肉体を、休日はスポーツに使う。
情報革命
競技による技術の発展
超人スポーツ3原則
道具というテクノロジーを使うことで、体格差をカバーしてきた。
新スポーツを作らないといけない。スポーツはプレーしたことがある人はいるけど、作ったことがある人はなかなかない。
中学生以降は、決められたル-ルの中でどういうパフォーマンスをするか。小学生の時は、ローカルル-ルを作って遊んでいた。
大人の頭でもう一度スポーツを作ってみよう。
制度設計をしていく上で良いワークショップになるのではないか。
ご当地スポーツを作ろう(岩手県)
岩手県
岩に手形をさせた。それが岩手の語源。そしてそれを祝ったのが山菜踊り。
今までその土地に興味がなかった学生が興味を持つことにつながった。
STEM教育
科学は所詮他人事。
STEMS教育。
知識を自分のことにするという意識。
超人スポーツ22競技
我々の能力は決して自分の頭や能力だけではない。環境による。
環境はどんどん変わっていく。
社会や自分のが変わっていく中でどうしていくか。
ゲームやスポーツを作ってみることが、ル-ル設計。
課題
新しい超人スポーツを考えてください。
この地域ならではのスポーツを考えてください。
Technologyを使っても、使わなくてもいいです。
楽しくないといけないし、見ていても楽しくないといけないです。