早く描くにはうまくなる。うまくなるにはいっぱい描く。いっぱい描くには早く描く
技術とスピードは、実はまったく別の問題でね。
私は某社でプログラマーとして仕事をしているのですが、自分が思うよりもプログラムを実装してプロダクション環境にデプロイ(あるいはリリース)するまでに要する時間がかかってしまい、どうしてなのかといつも悩みます。そして、今度はスピード重視で実装すると今度は自分の技術力の足りなさゆえの詰めの甘いコードになってしまいます。コードの設計が甘い、テストの観点が足りない、意図が伝わりにくい関数・変数名、タイポ、etc...
7話で猫の描き方に悩む 安原絵麻.icon 安原の気持ちが今になってわかってきた気がします。同時にこの記事のタイトルにもなっています 杉江茂.icon 杉江さんの言葉はとても心に響いてきます。
早く描くにはうまくなる必要がある。うまくなるにはいっぱい描く。これは詰まるところ経験を積むということだと解釈しています。そして、いっぱい描くには早く描く。
こうしてみると、最初の「早く描く」と最後の「早く描く」では求めるクオリティの違いがなんとなくわかってきます。最終的な目標は "現場で使えるレベルで" 早く描くですが、そのためには "とにもかくにも" 早く描いて経験を積んでいく、そんな感じに解釈できそうです。
https://gyazo.com/d37f7c0da80731ced126d993bb0a89e7
そういえば、8話の 井口祐未.icon 井口祐未 が 安原絵麻.icon 安原に以下のようなアドバイスを送るシーンがあります 学ぶっていうのは、真似ぶっていうじゃん?みんな最初は誰かの真似。 おんなじおんなじ。
ちなみに、井口祐未.icon 井口さんの魅力は私が3年前 (3年も前????) のアドベントカレンダーで書いていて、そこでもこの台詞に言及しています
これと前述した 杉江茂.icon 杉江さんの言葉と合わせてみると、早く描くにはとにかく早く描くことが大事で、そのためには先輩達の絵を真似てみて技術を学ぶ、ということをいっぱいこなしてうまく描けるようになる、という風に考えることもできそうですね。
安原絵麻.icon 安原が壁にぶつかり、悩み、周りに頼りながら答えを見つけ壁を乗り越える7, 8話は個人的にはグッとくるものがあります。自分もこの壁を乗り越え、プログラマーとしてこの先食べていけるのかな~とか考えてしまいますね。
今が頑張り時だよ