人はなぜ「分かりやすいデザイン」でも失敗するのか
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概要
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どちらのエレベーターボタンが操作しやすいか?
それは何故なのか?
こんな人、場面におすすめ
クリエイター
ディレクター
似たようた体験
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上の画像は池袋区役所のエレベーター操作パネルです。
操作パネルが胸の高さにあったんですが、私には数字が読みづらかったんです(身長164cm、視力0.8)
「お年寄りは読みづらそうだな」と思っていたら、同乗していたおばあちゃんが「このボタンよく分からないねぇ」と困ってました。
「何故使いづらいと感じたんだろう?」というのをその場でサクッと考えた結果、浮かんだのが以下の課題です。
数字の可読性が低い
ウェイトが細いため
素材が反射して背景となじんでしまうため
とじる・ひらくのボタンが分かりづらい
文字の部分はボタンではない
しかし、個性的なレイアウトやアニメーションが人の注意を引き付けてしまうと、システム1では処理できず、UIの操作をシステム2で処理しなければならなくなります。
数字が読みづらいだけならシステム1の処理だけで良かったのですが、とじるボタンは文字の書いてある黒い部分を押してしまいました。システム1の強度が上がったため「使いづらい」と感じたのです。
先ほどのおばあちゃんはやはり文字が読みづらかったのと、私と同じようにとじるボタンは黒い部分を押していました。
使用しているフォントは個人的には好みですが、素材との兼ね合いを考えるとウェイトはもっと太くていいと思いました。
おそらく健常者向けの施設であれば操作性に問題はないかと思います(でもとじるボタンはなんとかしてほしい)
その役割から区役所はユニバーサルデザインを求められるので、オシャレさよりも実用性を求めてほしいなと思った一件でした。
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