統計学の歴史
カール・ピアソン
統計学は科学の文法
The Grammer of Science
人間やその社会における様々な実践的関心や活動から起こり
その考え方や蓄積した知識が合流して太い流れをなした
Advanced theory of Statics
M.ケンドール
統計学の生い立ち
多くの分野から小さな支流が集まっている
ゲームのテーブルから怒った確率論
常備軍や国家財政上の必要から怒った国家状態の統計
ウィリアム・ペティ
古代地中海貿易での、難波事故や海上掠奪に対する海上保険の計算
17正規のペスト禍を機とする近代死亡率表の研究
ジョン・グラント
天文観測で生じる観測誤差の理論
これはガウス
生物等で生じる観測誤差
これは回帰とかの話のときのあれか?
農学で実験を計画するための理論
経済学や気象学における時系列の理論
心理学における要因分析やランキングの理論
社会学におけるカイ二乗統計量の方法
現象の法則性に対する、人間の飽くなき実際的関心から統計学は生まれた
二種類の方向がある
すべてを丹念に調べて規則性から法則を見つける
一部を観察してそこから論理性のある推測で全体を予測する
統計学の発達史としては前者が速い
これに確率論という理論を武器にして、一世紀ほどで打ち立てられた方法論の体型が、統計的推測
全数調査
政治算術
国勢学
とはべつに、確率論に基づく数学的根拠
ガウスの正規分布論
この3つの源流を総合したケトレー
近代統計学理論の発展の土壌をもたらした
すべての人間集団(国民)には「平均」という型がある
大量観察から導かれた法則
この法則は人間社会の道徳性の分野(たとえば犯罪)にまで妥当する
相関という概念
スイートピーの種子の直径
親と子
親がばらつくほど子がばらつかない
全体としてみな平均に対抗して、(回帰して
という法則
このような生物測定 biometryが近代統計学理論の発展の全面を担っている
ただし相関の考えは、K.ピアソンによって導入されて、歴史上に明確になった
観測された量は、それ自体個人差によるばらつきがある
本来の相関係数がそのままはでない
現象の背後には、理論的確率的分布があって、それこそが我々の知りたいもの
という認識
母集団
標本から母集団へと、法則が存在するところがはっきりとして、区別される
そこに確率論が本格的に用いられるようになる
母集団に対する推定の理論と、仮説検定
ここらへんを築いたのが、統計学の父と言われるフィッシャー
推定、仮説検定の方法論の上に
分散分析
実験計画法
などの手法を築いた
部分が正しく選ばれていれば、それは全体を反映していて、全体を理解できる
部分と全体
標本と母集団
この間のギャップを確立という論理装置が埋める
例えば、1億2千万の日本人を調べるのに、1000,2000の標本で良いというのがわかる