ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ
https://gyazo.com/ea8ba0df4b73430f7bdda1db8ee73eaf
(Gottfried Wilhelm Leibniz、
1646年7月1日(グレゴリオ暦)/6月21日(ユリウス暦)
- 1716年11月14日)は、
なお Leibniz の発音は、/ˈlaɪpnɪʦ/(ライプニッツ)としているものと、/ˈlaɪbnɪʦ/(ライブニッツ)としているものとがある。
ルネ・デカルトやバールーフ・デ・スピノザなどとともに近世の大陸合理主義を代表する哲学者である。
ライプニッツは哲学者、数学者、科学者など幅広い分野で活躍した学者・思想家として知られているが、 17世紀の様々な学問(法学、政治学、歴史学、神学、哲学、数学、経済学、自然哲学(物理学)、論理学等)を統一し、体系化しようとした。 その業績は法典改革、モナド論、微積分法、微積分記号の考案、論理計算の創始、ベルリン科学アカデミーの創設等、多岐にわたる。
数学における業績
微積分法をアイザック・ニュートンとは独立に発見・発明し、 それに対する優れた記号法すなわちライプニッツの記法を与えた。
現在使われている微分や積分の記号は彼によるところが多い。
しかし、それと同等か、あるいはそれ以上に重要な業績は
ライプニッツによれば、
それを用いることで、
どんな推論も代数計算のように単純で機械的な作業に置き換えることができ、
注意深く用いることで、誤った推論は原理的に起こり得ないようにすることができるというものであった。
彼は、優秀な人材が何人かかかって取り組めば、それを実現するのに5年もかからないと信じていたようであったが、
現実にはそれを実現するには300年以上を要した。
彼は記号に取り憑かれていた人物で、
論理学以外にも、例えば幾何学について、記号を用いて機械的に証明をする構想を得ていた(これも後世には現実となった)。
上記の事柄に含まれるが、2進法を研究したのもライプニッツの業績である。
彼は中国の古典『易経』に関心をもっており、
1703年、イエズス会宣教師ジョアシャン・ブーヴェから六十四卦を配列した先天図を送られ、そこに自らが編み出していた2進法の計算術があることを見いだしている。
また、彼は独自の機械式計算機を考案しており、その死まで独自に改良を加え続けていた