エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計
https://gyazo.com/7500084c54104f56967fbd6b3eda0eab
読み始めた
まだ途中だが、かなり本の内容が不出来であると感じている
主張自体はもっともなところが多い
悪い点
「こうがいい!」という主張ばかりをしている
事例の量が少ないし、納得がしにくい
根拠が無い
用語の定義が曖昧であったり、不必要に難解な語を選んでいるように見える
「ドメインモデリング」が大事!と言っているのに、ドメインモデリングのやり方について説明がない
ドメインモデリングが終わって、それをコードにどう落とし込むのか、ということだけが書かれている
そして、このことをちゃんと指摘して批判している人が日本国内にほとんど居ない
これが良くない
これは、書籍の構造も関連していると思う。
水素水みたいな明確に嘘であることであれば、「これがいい!」と言われても、否定がしやすい
この書籍の主張自体は、もっともであり、実際、ドメインモデリングと呼ばれる行為は成すべきである
ドメインモデリングとは、
言い換えれば、
作りたい人と作る人が、共通の言葉でしっかり議論して言葉を定めて、作りたいものを考える、ということだから
そりゃ大事に決まってる
でも、この書籍は、その重要性を繰り返し主張する割に、どうやってそれを行うのか、ということの説明がない
「こうがいい!」と再三強く主張してるので、読んだ人は、自己啓発本を読んだような高揚感を得やすい
やるぞ!という気持ちになる
この本を「難解」と評するのは適切ではない
難解なのではなく、説明が下手なだけと捉えるほうが適切だ
そもそも、「よりよくソフトウェアを作り出そう」という目的のための方法論を共有するために書籍にされているはず
難しい理論を学ぶためのものではない
難しいことを頑張って理解して、その先に、よりよいソフトウェアを作る能力が身につく、というのなら分かるが
普通に考えて、ソフトウェア開発は殆どの場合チーム開発であり、
コレ自体の学習コストが高すぎたら、役に立たない
ソフトウェア開発は科学ではなくて工学なので、役に立たない、ペイしないなら不要
なので、まず、分かりにくかったら無理して分かって上げる必要はない
まだ最後まで読み切ってないが、
もしかして、
「ドメインモデリングは良い!」という主張をしてるのに、
「どうやってドメインモデリングをするか」という内容が一つも入ってないんじゃないか?
途中、どうにも読み下しにくいので英語版も買ってしまった
翻訳は正しいのだが、訳された結果、読みにくいという文章がある
あと、英語では、(ドメイン駆動設計における)エンティティのことをENTITYと大文字で記述されている
これは、日本語に追いては、カッコでくくるようなもの
エンティティの説明が難しいと思ったが、でも、そもそも「同じ」ってどういうこと?という疑問は難しいもの
その難しさを説いているので、ここが読みにくいのは、筆者の責任ではない
よく、簡単に説明するために「idで同一性を識別するものだよ」とするものがある
そのとおりなのだが、それだけで終わらせてしまうと、良くないかもしれない
このような意思決定、判断をした、ということを自覚すべき
今取り扱ってる事象の同一性を考えて、
それが属性によって定まらないが、
同一性は存在していると、
我々開発者やエキスパートが判断して、
それゆえidという属性を付与して、この概念を「エンティティ」として分類する
第4章から、打って変わって非常にためになる話が続いてるように思う
難しくはある
@sugimoto_kei: ドメイン駆動設計は、モデルでコードを律しようとし過ぎ。コードが実現する対象としてモデルは重要だけど、モデルはあくまで外部仕様。だから、ユーザーが認知できる。 コードには、ユーザーが知る必要がなく、したがって、モデルで記述されてないことががたくさん含まれている。それも重要なんだ。
ほとんどすべて同意
package by featureの話があるじゃねえか!!!!
インフラストラクチャ駆動パッケージングの落とし穴 のところ
経験的にそうすべきと思ってたが、結局20年以上前の書籍に書いてあったことなんだな…
もっと、個別のプラクティスを検索しやすいようにwikiなりなんなり用意するべきだと思うmiyamonz.icon
長い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜クソだるい
やっと第六章まで読んだ
全部の文章を熟読してたけど、もう後半は流し見にしようかな
この本を読むモチベーション
既存のDDDの他の本を読む
間違ったDDDの理解をしている記事などを批判できるようになる
といったところがあったのだが、正直、そんな他人を批判するためにこんな時間を使うのもおかしな話よね
自分が作りたいものや、学びたいことに時間を使おう
気が向いたらちまちま読んだり、やる気がまた出たら読もう